By Dr.Piyawat POOMSUWAN
日本人の肌に優しく効果的なブライトニング
QスイッチNd:YAGレーザートーニングによるシミ・肝斑治療の新しい選択肢**
頬にできる「シミ・肝斑・色むら」。
どんなにスキンケアを頑張っても、なかなか薄くならない…
そんな悩みを抱える女性は、日本でも非常に多く見られます。
美白クリームやピーリングを試しても効果が続かない、逆に肌が敏感になってしまう──。
そんな経験はありませんか?
近年、日本人女性を対象とした医学研究により、
「すべてのレーザーが同じように効果的ではない」 ことが明らかになってきました。
そして、アジア人の肌により適した
“やさしく、長く続く” 美白治療 が注目を集めています。
それが QスイッチNd:YAGレーザートーニング です。
- 1. 肌にやさしい治療が鍵:なぜレーザートーニングが優れているのか
従来のシミ治療レーザー(ルビーレーザーなど)は強いエネルギーでメラニンを破壊します。確かに色は早く抜けますが…
周囲の細胞まで傷つけてしまう炎症が起きやすい
その結果、肝斑が“より濃く”再発することも
日本人女性を対象とした研究では、
ルビーレーザーとNd:YAGレーザートーニング を比較したところ、明らかな差が出ました。
■ ルビーレーザー(従来型)
「大きなハンマーで叩く」ようにメラニンを壊す
→ 早いが炎症・細胞死が多く、再発しやすい
■ Nd:YAGレーザートーニング(新しいアプローチ)
「繊細な消しゴム」でやさしくメラニンを削るイメージ
→ 細胞を傷つけないため炎症が少なく、長期間きれいな状態が続く
アジア人の肌には “弱く、丁寧に” がもっとも効果的 とされています。
- レーザーは同じに見えて、実は大きな違いがある
— クリニック選びの重要ポイント**
近年、低価格のレーザー機器が多く出回っていますが、
これらの安価な機器には大きなリスクがあります。
出力が不安定 → 効果が弱い
出力が急上昇することがある → 火傷や色素沈着の原因
肝斑の悪化につながる可能性も
信頼できるクリニックは USFDA(アメリカ食品医薬品局)認証 など、
厳しい基準をクリアした医療機器を使用しています。
大切な顔だからこそ、機器の品質には妥協しないことが大切です。
- 医師の技術と経験が結果を大きく左右する
最新の機器があっても、
設定を誤ればトラブルや効果不足につながります。
経験豊富な医師は以下のポイントを正確に判断できます:
適切なエネルギー値
何回パスするか(passes)
肌がどのタイミングで赤みを示すべきか
炎症や色素を刺激しすぎない方法
肌質に合わせた治療計画の調整
研究でも、
正しい“低フルエンス・多パス”設定が安全性と効果の鍵
であることが示されています。
- 肝斑は“慢性疾患”
— 継続治療でこそ美しい結果が長続きする**
レーザーで改善しても、
治療を途中でやめてしまうと肝斑は再発しやすい性質があります。
おすすめの治療ペースは:
- 2週間に1回 × 3〜6回程度
- 改善後は 1〜2ヶ月に1回の維持治療
- 美白クリームなどのスキンケアを併用
- 継続こそが最も大事なポイントです。
- レーザー後の“ホームケア”で結果が大きく変わる
レーザーがメラニンを減らしても、
日常の生活習慣が悪いと、シミはすぐ戻ってしまいます。
◎ 日焼け止めは毎日必須
UVだけでなく、室内光やブルーライトも肝斑の原因に。
◎ 肌のバリアを強化
保湿と美白の両方を重視。
例:ビタミンC・Whitening cream など
◎ 刺激の強いケアは避ける
スクラブ、ピーリングのしすぎは逆効果。
◎ 医師のスケジュールを守る
適切な頻度で治療することで、
研究では1年以上良い状態を保てた例も報告されています。
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まとめ
- 肝斑やシミに悩むすべての女性へ。
あなたはもう「どうせ治らない」と諦める必要はありません。
- QスイッチNd:YAGレーザートーニング
- 信頼できる認証機器
- 経験豊富な医師
- 適切なホームケア
この4つが揃えば、
やさしく・安全に・長く続く美白効果 を手に入れることができます。
参考文献(出典)
本記事の一部の内容は、Omi ら(2012年)が『Laser Therapy』誌に発表した、日本人女性におけるNd:YAGレーザートーニングとルビーレーザーの肝斑治療効果を比較した研究を参考にしています